男の車はロマンを乗せている

乗用車は外観以上に、中が個性的だと思う。以前ある大学教授の車に乗ったときは、ダッシュボードに隠した拳銃を見せてもらった。アメリカ陸軍制式拳銃(当時)、ベレッタM9。もちろんエアガンだが、立場上まずいのではないかと思うし、特に夫人も面識があったので、絶対に理解が得られないのは判ってる。家族にも隠し、交通検問にもさり気なさを装って受け答えする。男のロマンだと思った。

別な男性は、後部座席に電源装置のような、やけにランプの多い機械を据え付け、かなり太いケーブルを床に這わせていた。運転席にも見慣れない装置が並んでいて、説明を聞いたが男のロマンであること以外は、よく理解できなかった。

また別な男性は、スーツとワイシャツが常に車内に吊るされているほか、ちょっとした工具ならたいてい積んである。もちろんモバイルPCも搭載していて、出先の駐車場で仕事をすることもある。仕事に生きる男というだけでもロマンだが、中でもロマンなのは、世界的な有名メーカーのトランペットで、家族に知られないよう練習曲集とともに車に積みっぱなしにしている。狭い運転席で、体を横にひねって練習するのだという。

仕事専用だったり、家族用は別の車があるなどで、男が自分ひとりで使う車はロマンを満載して走っている。車の中を見せてもらう番組を作ったら面白いと思う。もちろん全画面モザイクとボイスチェンジが不可欠だ。

石鹸

コロナウィルスの感染予防策として、石鹸を使った手洗いが奨励されている。マスクについては効用を疑問視する声もあるが(私は絶対にするが)、石鹸はウィルスを洗い流すのではなく分解してしまうらしい。だから水だけではなく、石鹸を使う必要がある。また殺菌消毒という点では、昔からオスバンSなどの逆性石鹸が有名だが、界面活性剤としての効能が大事なので、コロナに対しては普通の石鹸と効果は変わらないようだ。

石鹸は油脂に水酸化ナトリウムを加えて、熱しながら撹拌して作る。割と簡単な工程なので、オリーブオイル等の高級な油を使って個人で手作りする人もいるらしい。

動画で紹介されているのは、オリーブオイルを原料に、職人が完全手作りする石鹸工場の様子。機械をいっさい使わないので工事現場のようだ。タイトルを読まなければ何を作ってるところかわからないほどだが、1個1700円もする高級石鹸として、アマゾンでも販売されている。
Nablus Soap

この石鹸工場があるのは、ヨルダン川西岸地区。パレスチナ政府とイスラエルが共同統治、というかイスラエル軍が実効支配している場所である。パレスチナ人270万人とユダヤ人40万人が暮らしているが、正式な国名はなく国連にも加盟していない。また日本はパレスチナも承認していない。
世界的にも有名な係争地帯なのだが、動画を見るとユダヤの帽子(キッパ)をかぶった人と、アラブ風のヒゲ男が一緒に働いている。政治や戦争などは暇人の考えることで、庶民には毎日の仕事が大事なのだ。

ハッピーイースター!

今日はイースター。キリストが復活した日。キリスト教ではクリスマスより重要とも言われているらしい。日付は年によって変わり、復活した日が日曜日だったことから、春分の日の後の、最初の満月の次の日曜日。今年は4月12日である。昨年はスーパーが「イースターセール」というのをやっていて、随分むりやりなセールだと思ったが、今年は流石にそれどころではないようだ。

イースターは何をする日か?まず掛け声は「ハッピー・イースター」である。家族でごちそうを食べるのはクリスマスと変わらないが、誕生の象徴である卵に模様を描いた「イースターエッグ」を作って飾る。子沢山にちなんでうさぎの置物を飾る。また、
1.エッグハント:家の中に隠した卵を探す
2.エッグレース:スプーンに卵を乗せて走る
3.エッグロール:卵を割らないように転がす
など、イースターならではの遊びもある。

というようなことを昨年書いた。一年後、コロナにおびえて暮らすことになるとは思ってもいなかったのだから平和なものだが、今はちょっとでもハッピーなことなら、あやかりたい気分である。そこで、覚えていたらだが、来年もイースターの記事を書くことに決めた。その時、「去年のイースターはひどかったな」と思えるようになっていれば上々だ。よくわからない行事ではあるものの、日本語で「復活祭」というらしいから、縁起が良さそうじゃないか。