きれいな検索窓

近年、検索エンジンで検索すると、行き先アドレスがやたらと長い。例えば検索結果のページのアドレスは本来、
(検索エンジンサイトURL)search?q=(検索した語)
程度の長さで良いはずなのに、その後ろに、何倍もありそうな文字がずらりと並ぶ。多分、私の情報をくっつけた形でサーバーに引き渡しているのだろう。追跡というやつである。それがどうも気に入らないので、必要以外の汚れた部分をぶったぎって検索する自家製検索窓を、サイトのメニューの下に設置してみた。検索結果を見比べても、それまでのものと同じ結果を返してくるところを見ると、やはり直接検索に関係のない情報が送られていたのだろう。我ながらちょっとしたレジスタンス気分である。

が、同じことを考える人はいると見えて、追跡されずにGoogleを使うための検索サイトを作った人がいた。
https://www.startpage.com
私もブラウザを立ち上げた時に表示されるページを、ここに設定した。近い将来、検索エンジンに情報を残してないことが、別荘と個人ビーチを持ってるのと同じような贅沢になるのではないかと踏んでいる。

なお、個人情報の収集や追跡をしないことを宣言しているのが「duck duck go」だ。ただし、既存の検索エンジンからすれば、なんとしても潰したいだろうから、ひと騒動あるかもしれない。また、さすがにGoogleに比べると検索能力が劣るが、反骨精神に富んだ人にはうってつけだ。

ブラック企業マップ

 

さあ、出たぞ。新年早々こういうのはどうかと思って遠慮してきたネタである。
正直言って我々の世代では、頑張ることの何が悪いのかという思いはある。特に新社会人の場合は、最初に浴びた実社会の厳しい洗礼を、企業のせいだと考えてしまうこともあるだろう。
一方で我々の時代と違って、企業、業界で今後大きな飛躍の可能性がなく、学歴その他の理由で出世の見込みもないとあれば、労働条件、人間関係のストレスがもっぱらの関心事になってしまうのも無理はない気もする

こういうサイト自体の是非もある。案の定、サイト内ではブラック指定する基準や情報源などは明示されていない。主催者の実態もわからないのだから、ブラック指定に驚いて連絡をとったが運の尽き、ということだって無いとは言えない。だからと言って規制してしまえというのは、言論の自由的にまずいだろう。
見る側のネット・リテラシーが問われる、いかにもインターネットらしいサイトだ。昨年8月に開設されたばかりのようなので、どこまで周知されているか不明だが、この労働力不足の折にこんなところに登録されてしまっては、企業の命取りになりかねない。マップをクリックすれば当該サイトに行けるが、内容などについては当然一切関知しない。

インターネットマップの世界

ネットビジネスのお手本

まずは動画を見て欲しい。エロール・ガーナーの名曲Mistyの演奏である。楽器店の中で、なかなか達者なテナーの演奏を披露していて、こんな風に吹けたらと思う人も多いだろう。

実はこの動画では、2種類の商品の販売している。ひとつはこの演奏で流れているバック演奏のデータ。説明欄のリンク先へ行くと、日本円で700~800円程度だった。もうひとつは、演奏しているテナー・サックスそのもの。年代物のセルマーで、プレミアがつくのかどうかわからないが、少なくとも数10万円はする。演奏可能であることはご覧の通りで、1台売るためならデモ演奏くらいわけはない、というわけである。

考えてみると、これらすべてをたった一人でもできる。年代物のサックスの専門店の主人なら、吹けて当たり前だが、MIDIソフトを使えばバック演奏データも作成できる。
バック演奏データは見本を聞かせないと買ってもらえないが、聞かせると無料でダウンロードされてしまう。これならテーマの音が入ってしまっているので、自分用のバックには使えない。
演奏そのものも考えられていて、十分ジャズ・フィーリングがありながら、かなり楽譜に忠実で変なクセがない。アドリブ部も同様である。アーチストとしてはやや気迫に欠けるものの、「そう思うなら、ご自分でどうぞ」というわけである。いい曲があったらちょっと買って練習しようかな、という気になる。再生回数も数十万回になっている。本当に一人のしわざかどうかはわからないが、知る人ぞ知るような小規模ビジネスが、ソフトウェアとネットの力で世界市場を見込むというのは、ネット・ビジネスのお手本のようだ。