タイトル画像の話 / Good Dream After Christmas

ナイトメア・ビフォア・クリスマスという大好きな映画がある。このタイトルが、何かの成句をもじったものかどうか、ChatGPTに聞いてみた。すると1823年に書かれた、英語圏では非常によく知られた詩、「A Visit from St. Nicholas(サンタクロースがやって来る夜)」の冒頭の一行、「’Twas the Night Before Christmas(クリスマスの前の夜のことだった)」が元なのだとか。
英語圏では子供でも知ってる成句の、NightをNightmareに変えただけで、甘く安心なクリスマスを不気味で風変わりなクリスマスに変えてしまうという、英語話者にとっては一目でわかる、洗練された洒落になっているのだそうだ。

さて毎年のように書いている気がするが、海外のクリスマスシーズンは正月まで続く。が、日本では25日が過ぎると一夜にしてしめ飾りに変えなくてはならないような風潮がある。師走とはいえ、そんなにせわしなくしなくても良いのではと思い、ティム・バートン映画にひっかけてタイトルのような一節を考えてみた。ChatGPTも、素直で美しく、祝祭が終わった後の静かな人生の余韻を感じさせる言葉だと言われた。ちなみに、直接国名は書かなかったがアドベントカレンダーまで作って、ちょっとだけ期待していたどこぞの国では、結局クリスマス停戦は実現しなかったようだ。が、状況は変化し続ける。何事もこれからである。今度こそ良い夢を見てほしいものだ。

クリスマス・ウォーズ

2020年、アメリカ映画。メル・ギブソンが経営難に苦しむサンタクロースを演じる、ブラックなコメディ作品。年々良い子が少なくなってプレゼントの配達数が減り、実績の歩合で契約した合衆国政府からの支払いでは経営が苦しくなったサンタは、いやいやながらプレゼントの製造工場で、米軍の戦闘機の部品づくりを請け負う。兵隊が駐在するようになった工場に、サンタ暗殺を狙う殺し屋(ウォルトン・ゴギンズ)が潜入してくる。
厳重な警備の秘密基地に単独潜入し、警備員を次々と倒しながらターゲットに接近をはかる。ハードなアクションものによくあるシーンだが、本作でそれをするのは殺し屋のほう。けっこう長いハラハラシーンが続くので、つい応援しそうになる。最後はラスボス(?)、サンタとの壮絶ガン・アクション。メル・ギブソンが、満身創痍で真骨頂発揮である。

クリスマスと戦争をくっつけたタイトルはアメリカ的にはまずいんじゃないかと思ったら、原題は「FATMAN(太った人)」。クリスマスになると何故か良い子にプレゼントを配る太った人。見返してないからはっきりしないが、サンタとは一言も言ってないような気がする。黒人の妻との”事後”シーンがあるなど、いろいろとスリリングなシーンもあって楽しい。

今日はクリスマスイブ

Merry Christmas! 

本ブログは、今年クリスマスの話題が多かった。というのも、近年アメリカのサイトで「Merry Christmas」に代わって「happy hollyday」を掲げるところが増えたのが気になっていたからかもしれない。
私は純然たる仏教徒だが、多くの日本人同様12月はクリスマス・シーズンという認識が身についていて、なんとなく気分もうきうきとしてくる。バブル時代ほどではないものの、商業施設は趣向を凝らしたディスプレイで飾り立てられ、映画館にはハートウォーミングな良作がかかり、レストラン、テーマパークは幸せそうなカップルがあふれる。
これはみんな、アメリカ式商業主義クリスマスのマネから始まったものだが、これだけ長い年月続いているならそろそろ日本の伝統行事と言ってもいいだろう。本家アメリカがクリスマスから宗教臭を消そうとしてるのはどうにも奇妙だし、クリスチャンの国民がどう感じているか知りたいところだが、そのうち商業主義丸出しの陽気なクリスマスを味わいたいなら日本で、ということになるかもしれない。

こういうお父さん、今はいないんだろうなあ