8月26日は、キャサリン・ジョンソンの100歳の誕生日。

数学者で数々の宇宙計画に重要な役割を果たした、キャサリン・ジョンソン博士の、100歳の誕生日を祝うメッセージがNASAのニュース動画に上がっていた。キャサリン・ジョンソンは、1918年にアメリカのウエスト・バージニア州生まれの、アフリカ系アメリカ人である。子供時代から数学の天才を表し、14歳で」ウェスト・バージニア大学に入学し、博士号を取得した後、NASAの前身であるNACAの職員となった。

コンピュータのない時代、宇宙計画に欠かせないさまざまな計算を(おそらく計算尺で)彼女が担当した。NASAに改組された後も、アポロ計画など、重要な計画のプログラムを担当したという。コンピュータ化された後も、宇宙飛行士のジョン・グレンは、彼女に計算し直してもらうよう主張したという。コンピュータで計算しても間違いながないことを、彼女が保証したわけである。

黒人であることに加え、女性でもあることで、二重の差別を被る様子は、彼女を描いた映画「ドリーム」(2016)でも描かれている。もっとも実際のNASA内では、差別はなかったそうだが。その後2015年には、オバマ大統領からアメリカの勲章の最高位「名誉勲章」を受けている。
(日本のWIKIにも記述がなかったので、僭越ながらご紹介まで)


※2017年のインタビュー

※キャサリン・ジョンソン博士の実話に基づいた映画「ドリーム」を観たので、感想を書いてみた。

My Foolish Heart

ヴィクター・ヤング(1900-1956)の名曲。youtubeでは、有名なビル・エヴァンスの動画が多い中、なんと札幌が生んだジャズメン、福居 良トリオの演奏を見つけた。福居良(p)、伝法論(b)、福居 良則(ds)の三人は、私の若い頃はいわば雲の上の人だったが、仕事についてライブなども縁遠くなってからも、街なかで時折ライブのポスターを見かけ、いつまでも活躍していたのは知っていた。メンバーの伝法氏が2002年、福居氏も2016年に亡くなっていた。

さて、こちらは同じく札幌が生んだジャズメン、寺久保エレナによる、同じくMy Foolish Heartである。1992年生まれというから、福居良とは44歳差だ。9歳からサックスを始め、高校2年にバークレー音楽院のワークショップに参加。高3でCDデビュー。卒業後は日本人初の学費免除特待生としてバークレーに入学。その後も世界を舞台に、コンサート、CDなど幅広く活躍している。
さすがにジャズメンとしての器の違いを感じてしまうが、かつての札幌のジャズシーンが、こういう大物が生まれる母胎になったのかもしれない。

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ナイト&ディ

以前にも登場した、コール・ポーター(1891-1964)の作曲。演奏は、これが本コーナー初めての登場となる、オスカー・ピーターソンである。スウィングやラグタイム時代のピアノを思わせる、明るくて、切れ目なく沢山の音を紡ぎ出すテクニカルな演奏で、日本でも人気が高い。ジャズ界きっての超絶技巧派、88鍵をすべて使い切りミスタッチのない完璧な演奏など、この人の評価はテクニックにかかわるものが多いが、私はむしろ気取りのなさやリラックス感など、カナダ人らしい人柄の良さを感じる。82年に脳梗塞で倒れた後、リハビリで復帰。07年に82歳でなくなってる。このあたりの経緯はよく知らなかった。来日回数も多く、アルバムと印象が変わらない安定したステージを見せてくれる人だった。

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