タイトル画像の話

最近になってようやく、Blenderのマッピング機能のコツがわかってきた。CGの機能は、理屈や操作法は説明を読めばすぐわかるが、実際の画像に使うためにはコツを身に着けなければならず、それがケースバイケースなので難しい。マッピングというのは、造形物の表面に、別な画像を貼り付けて色や質感を表現する技法だ。今回の象のタイトル画像では、真っ白い象のぬいぐるみに「チェック布の柄」や「光沢のない布の質感」などを貼り付けた。床には「不利洗剤(?)のラベル画像」と「ガラス風に光沢や周囲のものを写し込む質感」を貼っている。
けっこうそれらしくできたが、顔から鼻にかけての部分を見れば、ぬいぐるみに詳しい人なら本物は布がこんなふうに伸び縮みしないというだろう。また、床にはぬいぐるみが映り込んでいるが、実際どんな角度でどの程度映り込むかなどは表示してみないとわからない。今回はちょっとくどいくらいだが、「実際にそういうものがある」感じは出ていると思う。思いつきさえ良ければ、爺様にもそれなりにかわいらしい画像が作れてしまうのがCGのいいところだ。

ハロウィン・マリッジ

10月31日はハロウィン。この催しは日本でもけっこう昔から知られてはいて、デパートなどがなんとか新しいセールの眼目にできないか長年トライしたが、なかなか定着しなかった。が、近年はコスプレイベントとしてすっかりおなじみになったようだ。長続きするイベントというのは、誰かの思いつきとその賛同者からじわじわ盛り上がり、企業や自治体、広告代理店やメディアが後追いで乗っかってきたものだが、最近は後者によるあざとい仕掛けたが増えてきた。が、ハロウィンは一応”天然物”のようだ。良いことである。

ハロウィンの人気が出たのは、映画「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」の人気が出てから。この映画も封切り時は人気がなく、普段エロやヤクザ映画がかかる2流館だけで封切られており、観客も閑散としたものだった。ビデオを買ってまだ小さかった子供に見せてトラウマし、その子が大きくなってジャック・スケリントンのフィギュアを買う頃には、すっかり人気になっていた。そこまでなるのに約一世代かかったわけだ。
コスプレもまた映画と関係が深い。スター・ウォーズ第一作は日米で封切り日が違っていたが、自作のベイダー卿の装束まで現れたアメリカでの盛り上がりぶりが伝わり、日本の封切り日には用意万端、ベイダーやストームトルーパーに扮したファンが登場した。スターウォーズ・ブームはまさに我々世代が作り上げたもので、我が妻などはPHPやMYSQLを独学し、私が提供したサーバー上で多分ドルーパルでファン交流サイトを開設し、評論家やコスプレ集団が集うなかなか有名なサイトに育てた。

話は変わって、最近年寄りが集まると、すぐ子供や孫世代の非婚者が話題になる。原因はあくまで当人の個人的な事情だろうが、少なくとも業者が考えチョイスするだけの結婚式がロマンチックじゃないから、というのは大きいと思う。
だったらそういう既製品から離れて、タキシードとウェディングドレスだけ着てハロウィンの列に飛び込み、「僕たち、結婚しました!」と叫ぶだけで、あっという間に素晴らしいイベントが始まると思う。事前の仕込みも何もなしにぶっつけでも大成功間違いなし。当人たちにとっても、他の参加者たちにとってもなかなかいい思い出になるだろう。企業もマスコミも置いてきぼりで、そのうちだんだんスタイルも決まってくるだろう。若いカップルだけでなく、40代も、50代も、そして今なら性別さえも関係なく、ペットの結婚だってアリ、ということになったら楽しいだろうし、憧れる人も増えてくる。そういうのが非婚化脱却の早道のような気もする。

ちょっとだけ準備をするとしたら、やはり音楽だろうか。みんなで歌ったり踊ったりできるノリのいい歌。レトロなほうがハロウィンっぽいような気がする。我々世代の感覚でいえばこんな曲。という具合に、ハロウィンになるたびに、こんな年寄りの遊び心がくすぐられるのだ。

※クリフ・リチャード、このとき75歳!負けてられないなあ。

広告ブロッカー戦記

ちょっと前から、Firefoxでyoutube動画が再生できなくなった。原因不明のまま、chromeに切り替えて視聴していたが、広告ブロッカーの使用は規約違反なので3回違反したら、再生を停止する旨の警告が出た。Firefoxの原因もこれだったらしい。言われっぱなしも癪なのであれこれあがいてみたがうまい方法がなく、結局ブロッカーでYOUTUBEの制限を解除した。

私の広告ブロッカー歴は長い。なので画面サイドの広告も、動画にインサートされてるCFもないすっきりした視聴環境が当たり前になっていた。それがブロックを外した途端、げんなりするようなケバケバしい絵面に。動画再生時にはまず広告を見せられる。見てみないと内容がわからないものや、あえてサムネイルで誤解させるものも多いので、すぐ切って次の候補を見るのだが、そんなことが続くと次々と広告ばかり見ていたことになってしまう。さらに、我慢して見始めても5分ごとに広告が入る。みんなよく我慢しているものだと思う。

不愉快な画面を見たくなければ金を払えというのもおかしな話だし、質と量を管理せずに広告を垂れ流すことを収益の柱にしているのも決して自慢できることじゃない。何より広告ごとダウンロードするので表示時間が長くなるし、表示した広告を手がかりに履歴が追跡されるなど、ネット広告にはTVの広告などとは違って実害もある。YOUTUBEの広告にその危険はないかもしれないが、安易にブロッカーをはずすと、他のサイトで悪質な広告が表示されてしまう。

ただし、ネットの住民は一方的な通告にハイハイと従ってばかりはいない。いずれ新しいブロッカーが登場するだろうと思う。ブロッカーのユーザーはある程度技術的知識を持っている、ネット全体の動向を左右する層で、IT事業者とは共生関係にあると思う。彼らにそっぽを向かれて大丈夫かなとも思う。
また、「自分たちの事業は広告収入で成り立っている」というのは、大人社会の正論ではあるが、大人と言ってもせいぜい4・50代のそれ。我ら高齢者から見ればまだまだひよっこのさえずりである。そのうち「我々の事業は、皆様のご視聴で成り立っています。お願いだから見に来て!」と言わなければならなくなるかもしれないぞ。

ちなみに広告ブロッカーというのはブラウザのプラグインだが、プラグインなしでブラウザ自体が広告をブロックする「BRAVE」なら、今のところ警告は出ない。シェアも高くなっているという。